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安宅和人さん著のビジネス本です。
ビジネス書好きなら知ってる人も多く、一時期流行った記憶もある。
ちょうど会社で新製品のプロモーションで新市場開拓プロジェクトのタイミングでもあり、なにか参考書籍を欲していたタイミングでもあった。
結論的にはこの本きっかけで卓越したセールスを記録できたので、あなたにも参考になるだろうということ。
中堅社員で結果を求められる、プロジェクトリーダー的あなたにおすすめする。
そしておバカな私が、内容を忘れないようにアウトプットする場にしようと。
イシューの定義を理解することで、本書の内容は光り輝きます。
では、はじめまーす。
イシューからはじめよというタイトルです。
イシューがなんなのか理解しなければはじめることもできませんよね。
ここでいうイシューとは具体的に何を指すのか?
前提条件を意識して読書することをおすすめしたい。
どの本でも同じだけどね。
目的をもって読まないと無意味でありますので。
で、いつものごとく脱線してすみません。
イシューの定義は二つです。いきます。
A)a matter that is in dispute between two more parties
2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
B)a vital or unsettled matter
根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
この二つがイシューの定義と記されれている。
イシュー=問題点というざっくりな解釈でいましたが明確な定義に照らしてみると、間違った使い方、解釈をしてしまっていたなと反省してる。
イシューを間違うと問題解決に途方もない労力と時間を費やしてしまうのだ。
著者は踏み込んではならない「犬の道」と表している。
イシューを間違うと途方もなく回り道をしてしまうことはおろか、目的に到達できずにポシャル確率も高い。
では、どうやればイシューを見極め特定できるのか?となる。
とにもかくにも仮説を立てることになる。
具体的に仮説に落とし込まないと答えを出せない。
たとえば、「市場規模はどうなっているか?」というのは単なる「疑問」に過ぎない。
ここで「市場規模は拡大傾向に入りつつあるのではないか?」と「仮説」を立てることで答えを出しやすくなる。
疑問点を仮説に置き換えて「イシュー」として見極め特定するのです。
ここから私の体験に話を移す。
すでに社内資料や顧客のフィードバックなど得られていたので、そこからイシューの見極めと特定を行いました。
具体的にはポストイットに疑問を書きまくり、そこから仮説に落とせるだけ落としていきました。
たくさん出てくるので大変な作業ですが、ポストイットは分類に分けたり、順番を並び替えたりできるので単にメモ帳に書くよりも効率的で実践的なので重宝するのでおすすめ。
デジタルの場合はマインドマップツールで代用可能だ。
好きなほうでやってみてほしい。
本書ではイシューを特定する5つのアプローチが詳細に書かれているので、本書をご参照くださいね。
仮説思考をもつには日ごろから意識しておくと、慣れるものと思う。
もっとも重要なポイントは仮説を人に話してみること。
信頼できる同僚や、先輩が身近にいるといいですね。
上司でもいいです。
アウトプットして、反応とフィードバックを得ることを繰り返していくと仮説思考の質が高まる。
以下、私なりの仮説を立ててみる。
仮説思考のトレーニングとしてTwitterを活用できるのでは?
仮説を投げてみて、反応やリプが集まればそれはイシューの定義にハマればイシューでもあり見極めと特定もできるのでは?いいねの数、インプレッションなどの数値は仮説検証として計測可能なのか?
みたいな感じで仮説っぽいことはできます。
普段から日常的なことも仮説を立ててみるとあなたも立派な仮説オジサンの仲間入りです。
やりすぎるとややこしいおじさん認定くらいのでほどほどにね。
パワーポイントでスライド作成をする際に必ず言われるやつ。
「いきなりパワポ開くな!」
です。
ここで前述したポストイットが役に立つ。
絵コンテつまりは図解せよということと捉えてますが、絵を書こうぜではなくグラフにしたり樹形図みたにわかりやすくすればいい。
箇条書きで文字お越ししてからの絵コンテがしっくりくる。
箇条書きだけで終わってしまうビジネスパーソンをよく見かけるが、悪いことではない。
問題解決を共有する際に、どちらが共有しやすいか。
手間だけど、ぜひやってほしい。
文字だけのスライドは結果的に自分と相手の時間を無駄にしてしまうリスクあるのでよろしく。
それだけで有能認定もらえるやさしい世界でもあるのでね。
本書のあとがき部分にこの項目があり、個人的お気に入りだ。
著者自身もイシューの探求は難しいことだと。
10年以上コンサル経験のあるプロをもってしてもイシューの探求には日々の研鑽と日々の経験が必要と記している。
とにかくやってみて感じてみないとわからない。
食べたことないものの味は食べてみないとわからない。
そりゃそうなんだけど、そこに仮説やイシューを絡めつつ知的生産のシンプルな本質ってやつを見出していくには意識するしかない。
「死ぬ気で働け!」
と馬車馬のごとく働かされて疲弊の道を突き進んでいるのであれば、本書を手にして疲弊の道、すなわち犬の道から抜け出し、正しき道へ軌道修正することを願います。
あなたはどの道を進みますか?
では。