2019年4月に政府が紙幣のデザインを刷新する方針を固めた
一万円札、五千円札、千円札の三種のデザイン変更になる予定で、一万円は福沢諭吉で定着していますが刷新により渋沢栄一(しぶさわえいいち)が選ばれています。
しかし、渋沢栄一ってどんな人なのか良くわからないという方も多いようです
そこで、渋沢栄一はどんな人で、なぜ新一万円札に選ばれたのか。
また、いつから発行されるのかについてまとめました
【新紙幣】渋沢栄一とはどんな人?
渋沢栄一が新一万円札に選ばれていますが、どんな人なのかピンとこない方が多いようです。
新紙幣、7月から新しいのに変わるんだよね。
— 中馬麻耶 (@maya583251453) March 28, 2024
中国のおもちゃみたいなんだが。
なんだけっけあの。
渋沢栄一って人??
まず、なにした人?
いゃ、福澤諭吉も何したか知らんけど🤣
で、渋沢栄一って誰で、何した人なん?学校じゃ教えてくれなかったんだけど???#新紙幣
— がらくた (@poncotsugarakut) April 9, 2019
渋沢栄一さんを知らん人おるってマジ?学生の時にちゃんと歴史勉強したの?普通の人は知ってるし一般常識でしょ
— あさたい (@Mantodea__) April 9, 2019
ところで渋沢栄一さんって何した人なの? #新紙幣
私も中田敦彦さんの「Youtube大学」で論語とそろばん(渋沢栄一)の動画を見るまではまったく知りませんでした(恥)
その後「論語とそろばん」も購入し渋沢栄一のファンになってしまいました
「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一は、「銀行を作った」人という覚え方でもよいかと思います
1840年、埼玉県深谷市の農家に生まれました。
埼玉県人で知らない人はいないのではないかと思います。
7歳頃からは、隣村に住む従兄の尾高惇忠のもとへ通い、「論語」など四書五経を学びました。
小さい時から勤勉で「論語」をベースにした、「儲けのみを求めるのではなく、世のため人のために働いて儲ける、つまり公共の利益を追求することで、皆が幸せになり、ひいては国が豊かになる」と考え実践されてきた人なのです。
現在の日本にある大手企業のほとんどは渋沢栄一がかかわっているといっても過言ではありません
- みずほ銀行
- 東京ガス
- 東京証券取引所
- 東京海上保険
- 王子製紙
- 東洋紡績
- JR東日本
- 東京電力
- 一橋大学
- 東京経済大学
上記はごく一部でかかわったとされる産業や会社設立、教育機関など500以上と日本のインフラを築き上げたのです
経済界の発展に寄与した方。
新紙幣にふさわしい人物であることがうなづけますね!
渋沢栄一が選ばれた理由と新紙幣(一万円札)はいつから?
渋沢栄一が新札に選ばれた理由として財務省の発表は以下の通り▼
新しい紙幣の肖像になる渋沢栄一氏、津田梅子氏、北里柴三郎氏は、それぞれの分野で傑出した業績を残すとともに、長い時を経た現在でも私たちが課題としている新たな産業の育成、女性活躍、科学の発展といった面からも日本の近代化をリードし、大きく貢献した方々です。三者ともに、日々の生活に欠かせず、私たちが毎日のように手に取り、目にする紙幣の肖像としてふさわしいと考えています。
なお、近年の改刷においては、 (1) 偽造防止の観点から、なるべく精密な写真を入手できること、
https://www.mof.go.jp/faq/currency/07ap.htm
(2) 肖像彫刻の観点からみて、品格のある紙幣にふさわしい肖像であること (3) 肖像の人物が国民各層に広く知られており、その業績が広く認められていること
といった観点を踏まえて、明治以降の人物から採用しています。
新たな産業の育成、日本の近代化に欠かせない存在として新札に選ばれる理由としてうなづけますね!
渋沢栄一の新紙幣(一万円札)の発行はいつからか気になりますよね?
政府の発表では2024年7月3日より新紙幣が発行される予定です!
ちなみにですが、五千円札は津田塾創始者の津田梅子、千円札は「近代医学の父」ともいわれる北里柴三郎が選ばれています。
新紙幣は20年ごとに更新しており、偽造防止目的もあるようです。
- 深凹版印刷
- 高精細すき入れ(すかし)
- すき入れバーパターン
- 3Dのホログラム
- 潜像模様
- パールインキ
- マイクロ文字
- 特殊発光インキ
今回も偽造防止技術が8つ採用されており、紙幣としての信用度はたかいでしょう
新紙幣対応の自動販売機はいつから?
早ければ2024年7月から使用できるようですが、対応が遅れているところも多いようです。
財務省が各業界を対象として今年5月に実施した調査によると、発行開始までに新紙幣が使えるようになる機器の割合は、金融機関のATMでは9割以上だった。小売店などのレジや交通機関の切符の券売機も8~9割と準備が進んでいる。一方で、飲食店の券売機や駐車場の精算機は5割、飲料の自販機は2~3割と対応にばらつきが見られた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/331911
完全に対応するまでに2~3か月かかる見込みもあるようで、完全移行は年内(2024年)になるのではと予測します。
自動つり銭機の新紙幣対応は?
前回の新紙幣発行時(2004年)は、自動つり銭機の普及率は高くなかったため、大きな混乱を招きませんでした。
しかし2024年は20年前に比べ、自動つり銭機の普及率が増加しています。
そのため、2019年に新紙幣発行が公表されて以降、各つり銭機メーカーは新紙幣対応に注力しています。
もし今後、自動つり銭機を導入しても、新紙幣に対応していなければ業務が滞ってしまう原因となります。
自動つり銭機の導入を検討する際の注意点などを解説します。自動つり銭機のアップデートが必須
自動つり銭機の新紙幣対応は、ハード面とソフト面でのアップデートが必要です。
https://www.glory.co.jp/regix/case/016/
ハード面のアップデートとは、自動つり銭機本体を物理的に交換、更新することを指します。
POSシステムなどのソフトウェアのアップデートはオンライン上で完結することもありますが、ハード面のアップデートには実際に現場に出向いての作業が必要となるため手間と時間がかかります。
2024年の新紙幣には、透かしや三次元ホログラムといった偽造防止技術が用いられています。
そのため、自動つり銭機は偽造紙幣と本物の紙幣を見分ける読み取り機能のアップデートが必要となります。
新紙幣の際に必ず自動販売機や券売機、ATMなど新紙幣対応のアップデートが必要になってきます。
個人的には仕事で駐車場を利用する機会が多く、新紙幣対応に不安があります。
最近はクレジットカードや電子マネー、交通系など利用できる機械が増えていますがが、まだ現金のみの駐車場が多いです。
一万円、5千円がつかる機会、千円札しか使えない精算機などばらつきが多いのも不満なので、この機会にキャッシュレス化が進む方が利用者の利便性は向上しますよね。
新紙幣をきっかけにどのようにキャッシュレス化やインフラ対応が変わるのか興味深いです。
まとめ
一万円札、五千円札、千円札が新紙幣へと変わります。
2024年7月3日に発行予定で、注目の一万円札「渋沢栄一」バージョンは人気をあつめそうですね!
「渋沢栄一」って誰?どんな人?とまだまだ疑問に思われる方も多いようですが
日本で初めて銀行作った人、今のインフラを支えている企業の設立にかかわった人
日本経済に多大な貢献をされたスゴイ偉人であるということで、今回新紙幣に選ばれる理由になります。
新紙幣発行が楽しみですね!
渋沢栄一の本はたくさんありますが、おすすめは「論語とそろばん」です▼