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筒香がメジャーで結果を残せなかったのは、打てなかったことです。
バッティングを評価されている選手なので、打てない(結果でない)ことは致命的ですよね。
なぜ、日本を代表するバッターが打てないのか?
それには理由があるはずです。
その理由を理解すれば、今後ベイスターズで打てるかわかると思います。
MLBとNPB(日本プロ野球)の違い、アメリカと日本の環境の違いでもあります。
バッターとしての能力は実績からも高いことはわかっているので、環境にアジャストできなかった可能性が高いと考えれますよね。
まず、日本のプロ野球は12球団です。
セリーグとパリーグにわかれており、対戦は基本的に同一リーグになります。
横浜DeNAベイスターズはセリーグの球団で対戦相手は5球団です。
一軍出場登録する投手は11人~13人が平均ですので、多くても50~60人の投手との対戦します。
一方でメジャーリーグのチーム数は30球団と約3倍。
アメリカンリーグ15球団とナショナルリーグ15球団と2リーグ制ですが球団数が多く、対戦投手の数も多くなります。
相手投手の特徴や球種、配球など分析し、対応するのは日本とはまるで違う環境なので打てない理由のひとつと思います。
MLBの平均球速は151㎞(MLB公式『Baseball Savant』)とデータがあります。
2008年頃は平均球速147㎞というデータがあり、15年ほどで3~4㎞も早くなってることがわかります。
日本球界で150㎞は速球派と言われるレベルですが、平均が151㎞って異次元ですよね。
さらに加速している高速化もデータで出ています▼
『Codify』の投稿によると、レギュラーシーズンでの100マイル以上の投球数は、2019年が1056球、21年は1829球、22年には3368球を記録。今季は3880球に達し、短縮シーズンを除いた直近4年間での急激な増加が浮き彫りとなった。
【MLB】「今季100マイル超えが3880球」ハイスピード化するメジャーリーグ、平均球速が過去最高を更新 | SPREAD (spread-sports.jp)
ちなみにNPBも高速化してきています。
2023年データで平均球速146㎞と2014年の平均球速141㎞から5㎞も早くなっています。
今後さらに高速化していくNPBでもストレートへの対応は課題になりそうですね。
日本のピッチャーが投げるストレートはきれいな回転の真っすぐが多い特徴がありますが、メジャーではムービングファストボールと言われる「動くボール」が主流になっています。
「動くボール」とはツーシームやカットボールなどの速球系のボールのことで打者の手元で小さく動くボールのことで
バットの芯にあてることが難しいボールになるので、打ち取られてしまうのです。
球速への対応だけでなく、動くボールにも対応しなければならないので「打てない理由」になるだろうと言われています。
以上がメジャーで筒香が打てなかった理由としています。
では、日本球界に復帰した筒香が日本で打てない理由を探りながら解決策を見つけていきます。
日本球界を離れて5年経つなかで同様な対策が必要になるか?
2020年以降に活躍している投手は対戦未経験なので、対策が必要になりますね。
先発投手よりも中継ぎ以降の投手への対応がポイントで先発投手は対戦数は多くなるので、早く対応できると思いますが、対戦数が少ない中継ぎ以降の投手への対応は初見では苦労するでしょう。
ですので、事前に分析しておくことが求められます。
ベイスターズには分析専門のアナリストというポジションがあります。
靏岡賢二郎コーチが担っているオフェンスコーチという新たなポジションで前列に陣取って相手投手の分析や、打席へと向かう選手たちへデータ結果に基づいたアドバイスという役割を担っています。
NPBにはこれまでになかった新設のポジションであり、筒香が打てるかにもアナリストのデータ分析がポイントになりそうです。
ストレートの高速化もあり、来た球を打つこと自体が難しくなっています。
配球を読んで、狙い球を絞っていく必要があり球種だけでなく、コースもピンポイントで狙う二段構えが有効でしょう。
読み間違うと手が出なかったり、三振も増える可能性ありますが配球を読むことで大事な場面で打てれば良いと割り切ることも重要かもしれません。
ファンとしては筒香のホームランを期待しているので、配球を読んで勝利につながるバッティングをしてほしいと思います。